定時通報

第151報 2008年01月06日(日)
 ニッポンのお正月 > 写真

明けましておめでとうございます。

 「5年連続喪中」を公言してやまない2008年です。今年のお正月は日本で迎えました。大晦日には行き場の無いつばさを連れて大磯に帰りました。 年越しそばをすすって、鈴鹿からやってきたにごり酒をいただき、マイル消化のために選ばれた高級生チョコをつまみ、「あぁ、さすが食の王国だ」と2007年最後の感動。 テレビでは、つばさの「ガキ使」を諦めさせて、ばっちり紅白を観ました。CDが売れないと嘆かれていますが、紅白で流れる曲には好きな歌がたくさんありました。「行く年来る年」の後の「年の初めはさだまさし」は噂通りで、今年最初の薄笑いをさせていただきました。 来年もチャンネルロックはNHKです。
 年末は不摂生三昧でした。26日に急遽決まったクリスマス会(時差ってことで…)では、ウプサラに留学していた面々と豆乳鍋をしました。 ウプサラ大から留学して来ている2人のスウェーデン人も交えて、こだわりの日本食です。日本食といえば牡蠣でしょ、ゴボウでしょ、ということで、ガイジンにいろんな物を食べさせました。 スウェーデンから持ち帰ったグロッグ(ホット用ワイン)と白オーブロー(有機ビール)で気持ちよく酔っ払いました。鍋の後はカラオケへ。留学生同士だと英語の曲もためらわずに入れられて楽しかったです。 スウェーデンにはスウェーデンの、日本には日本の良さがありますね。
 翌27日からは亮太と優希が遊びに来ました。前から誘ってはいたのですが、冬休みに入ってようやく予定が合いました。27日は大学の体育館で卓球をした後、買出しに行って餃子を作りました。 6時ごろから始めた「男の料理」は、皮から手作りという無駄なこだわりのせいで9時ごろまでかかりました。家中粉だらけになりましたが、味はナイスでした。食後は「徹夜で桃鉄大会」を開催。今どきPS2で桃鉄をやるのがナウいでしょう。最初は99年でやろうかと言っていましたが、19年目くらいで日が昇り始め、22年目でダウン。
 一眠りの後、優希は夕方からお仕事ということでひとりで出かけ、亮太と僕は「ルミネtheよしもと」を観に行きました。テレビで見かける芸人たちが目の前にいて、不思議な気分でした。この晩は意気込んでいたランニングも雨で中止になり、桃鉄も早々にダウンしてしまいました。 もういい年なのでヘタレます。
 翌日は年末のアメ横に出かけてきました。本郷に住んで4年目になりますが、人ごみ嫌いな性分なので毎年行きそびれていましたが、今回は「人見遊山」というコンセプトで出かけてきました。 そうしたら、期待以上の人出でした。警官が櫓を組んで整理にあたっていましたが、人が多すぎて、買出しをするような雰囲気ではありませんでした。手巻き寿司用ののりを3袋買って、ジャンボたこ焼きを食べたら、もうお腹一杯でした。
 そして、30日は年末恒例のアドスタ緊急ミーティングです。今回は手巻き寿司。この日は朝から築地に集合して買出しをしました。実は築地も初めてな私。アメ横ほどではないものの、押合い圧合いの人ごみでした。築地ではマグロの赤身(1500円)とイクラ(1000円)、ホタテとワサビを購入。地下鉄で本郷に移動し、近所のスーパーで一通りのネタを仕入れた後はカラオケへ。 飲む前にカラオケって、通な感じがします。この時には6人いたのですが、3人ずつ2部屋を借り、お互いの部屋を行ったり来たりして楽しみました。そして、日が暮れた頃に帰宅し、手巻き寿司の準備開始。何故だかいつも準備が整った頃に都合よく現れる企画発案者に一同が怒りをぶつけた後は、朝まで楽しく呑めや唄えの年忘れをしました。
 そうそう、アドスタの皆様には、亮太ママからいただいたラミィキューブが大うけでした。オシム監督もご愛用だそうです。一家に一台、職場に二台。

 さて、今年はまた楽しい年になりそうです。1月アメリカ、2月モンゴル、9月スウェーデンまで決まっていて、ほぼ毎月海外に出かけることになりそうです。受け入れ側としては、チューリッヒからのお客様が多く、3月にレオ(クレディー・スイスのお偉いさん)が、7月末からケヴィン(保険会社ZURICHの偉いさんの孫)が東京に来ます。8月4日から7日は三宅島旅行です。(これもある意味「海外」)そして、8月9日からは2年ぶりの野生体験キャンプです。
 学業面では、4月から学術振興会の特別研究員になります。それに伴って、ウプサラ大学の客員研究員は3月末で降りることになります。東大の学籍はそのままですが、課程の標準年限も意識して、そろそろ博士論文とかにも取り組まなければなりません。気も腰も重くなってきた今日この頃、誰かお尻に火をつけてください。そんなわけで、

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

男の料理は「適当」が最高のスパイスです。
小麦粉まみれの餃子作り
築地買出し→カラオケ→手巻き寿司→ラミィキューブで朝から翌朝まで遊び倒しました
年末は手巻き寿司で締めくくり

第152報 2008年02月20日(水)
 レポート地獄の先には > 写真
 年明けのゆったりとした時間が終わると、怒涛のレポート地獄が待っていました。授業のレポートもそうですが、文科省の委託研究や学会のアブストラクト、種々の申請書類などなど、一日一課題でも終わらないスケジュールでした。 さらに追い討ちというか、論文指導ゼミの発表まで抱えてしまって、自爆寸前でした。それも先週末で終わり、ようやく平安が訪れました。来月までに学校調査の報告書と講演原稿が残っていますが、とりあえず春休みモードにシフトできそうです。
 定時通報は正月以来更新せずにご無沙汰していました。わがホームページはすでにお父さんのサイトみたいになっちゃっていますが、乗っ取られてみるのも面白いかな、と気楽に構えています。正月明けに翼が帰島した後は、毎冬恒例のウィンタースクールへ行ってきました。もう何年も続けて行ってるので、子どものお兄ちゃん、お姉ちゃんトークで永遠に話が繋がってしまいます。兄弟でもそっくりな子もいれば、想像も出来ないほど違っている子もいて 不思議です。一姫二太郎とはよく言ったもので、兄弟関係が子どもの人格形成に与える影響は意外と大きいんだろうな、と思いました。今年のスキーでは全員滑れるようになりました。子どもの学ぶ力に脱帽です。
 そして、これも毎年恒例、カリフォルニアの旅へ行ってきました。お父さんもそろそろお勤めご苦労様なので、今年が最後のサンノゼだと言われました。隔年で研究とバカンスを入れ替えていますが、今年はバカンスの年です。といっても、滞在中のほとんどの時間はホテルにいて本を読んでいました。 出かけたのは洋服の買出しに行ったショッピング・モールと中華料理屋くらいでした。でも、カリフォルニアの暖かい冬はとても過ごしやすかったです。来年も行けたらいいのに・・・。
 先週末は秋田県の大館市で講演をしてきました。一般の方を前にお話をするのは初めてだったので、ずいぶん緊張しました。難しくて大きな話が多くて、お客様のニーズとズレていたな、と反省しましたが、皆さんには本当に熱心に聴いていただきました。こういうのはある程度場数を踏んでいかないと上手くいきませんね。 モンゴルから帰ってきた再来週の日曜日には沖縄県名護市で講演をする予定です。こちらではもっと小さくて易しい話になるように工夫しようと思います。
 さて、来週からはモンゴルです。往路、北京で一泊するのも楽しみです。お腹をこわさないか心配ですが、ヨーロッパとはまた違った楽しみを見つけられればいいな、と思っています。
1月のカリフォルニアは暖かくて過ごしやすいです。
カリフォルニアで中華
2週末連続で積雪しました。雪だるまを作っちゃおうかとも考えましたが、計画倒れでした。
雪化粧の三四郎池

第153報 2008年03月14日(金)
 STEP INTO MONGOLIA > 写真
 モンゴルはツンドラ気候(ET)だと思い込んでいたら、ステップ気候(BS)でした。ケッペンは侮れません。ついでに、ツンドラがサーメ語(スウェーデン北部などにいる遊牧民族の言葉)だというのを初めて知りました。ツンデレの仲間どころではありません。 先週はその乾燥気候から、湿潤気候の沖縄まで、南北を行き来しました。体がついていけず、体調不良で鼻血ブーです。
 ウランバートルでは良平の教え子に随分お世話になりました。馬に乗せてもらったり、旧正月を再現してもらったり、モンゴル料理をご馳走になったり。馬、羊、牛、鳥、豚など、肉尽くしなモンゴル料理のお陰で、お腹はかなりピンチでした。 JICAの隊員や現地在住の日本人の方々にもお世話になりました。テレルジに連れて行ってもらったり、小学校にお邪魔したり、マンホールチルドレンの施設を見せてもらったり。モンゴルの小学校は時計が無くてびっくりでした。 近代的な学校制度は時間によって制御されるのが特徴です。今まで数カ国の学校を見てきましたが、時計が無いのは初めてでした。モンゴル人の国民性とも通じるところがあって、妙に納得してしまいました。
 普段は先進国しか行かないので、途上国での生活は本当に大変だと思いました。食べ物や水もそうですが、治安が悪かったり、社会のルールがまちまちだったり、インフラが整備されていなかったりと、日常がストレスだらけです。 良平もこの環境で2年間過ごしたというのはすごいものだと思います。そして、日本やスウェーデンの住みやすさを改めて感じました。
 一方で、途上国的な気楽さも方々にありました。学校のトイレには、個室のドアがありませんでした。子どもたちの写真を撮るときも誰も嫌な顔をしませんでした。プライバシーとか何とか権とか、うるさいことを言われないし、こちらも意識しなくていいのは 心地が良いです。何にしても、今後モンゴルに行くことはそうそうないでしょうから、貴重な経験をさせてもらいました。
 水曜日に帰国し、在京中は大忙しで方々の仕事を片付け、日曜日からは沖縄県名護市へ向かいました。先月の秋田に続いての講演旅行です。 沖縄は20度近くあり、もうひまわりが咲いていました。温度差にうだって、オリオンビールと泡盛がすすみました。月曜日は若者5人で那覇観光をしました。 那覇そばや海ぶどう、シークワーサジュースなどをいただき、首里城を見に行きました。あいにくの小雨模様でしたが、たくさん買い物をしてきました。
 あちらこちらから買ってきたお土産が在庫過多になり、我が家はさしずめ物産展のようになっています。 でも、行ったり来たりの生活はこれでひと段落です。一昨日は久しぶりにすぎちょんと雷太くんと遊びました。最近懐かしい人からメールが来ることなんかもあります。東京でのアーバンライフも意外と刺激的なのかも知れません。これからの桜の季節が楽しみです。

=追記(良平から)=
 そういえばね、モンゲニ統合学校のコウダさんから「寛平さんが来たときに『この教室時計がないね』といってくれたおかげで 教室に時計が導入されました。私が1年間言い続けてもダメだったのに・・・でもよかったです。」だそうです。
首都郊外にゲルで住む人たち。外から見るより、中が広く感じて不思議です。
乗馬体験の後はゲルで馬汁
ちょうどひな祭りの日だったので、折り紙で雛人形を作って歌を歌いました。
時計の無い教室で

第154報 2008年04月08日(火)
 戯言も サクラと散らす 春休み > 写真
 スウェーデンから帰ってくるときに心待ちにしていたのは、新しい携帯電話を買うことでした。前の電話はかれこれ4年くらい使っていたので、インターネットやアプリケーションは対応していないものが多く、音楽やテレビの機能はついていませんでした。 新しい電話になって、一番便利に感じているのはICチップが大活躍の電子マネー機能です。SuicaもEdyも、ヨドバシカメラの会員証も、航空会社のカードも電話ひとつで済みます。2月に千葉に行った際、財布を忘れてしまったのですが、電車もコンビニも携帯で済むので、現地に着くまで財布が無いことに気がつきませんでした。この勢いで、免許証も保険証も住民票も学生証も、全部携帯に入ってしまえば言うことがなくなります。
 今年度から、ついに東大も履修登録をウェブ上で受け付けることになりました。東大くらいの規模で、金もあって技術者もいるのだから、あと5年は早くできたんじゃないかなんて思いますが、漸進しているので満足しておきましょう。最近は飛行機のチェックインや座席指定もウェブでできるし、出入国審査の自動化ゲートもできたし、世の中はだんだん便利になっていきます。
 そんな中で、もう一息がんばってほしいところに、「どうでもいいこと」を6つほど。
  1. 道路特定財源の半分は花粉症対策に使いましょう。残りは環境対策へ。
  2. 国内線と国際線の乗換えが面倒なので、成田空港はJALの、羽田空港はANAのハブ空港にしましょう。ついでに成田−羽田間にリニア地下鉄を通せばいいと思います。
  3. ドアに機器を取り付けることによって、電車に乗ると携帯電話が自動的にマナーモードになるようにしましょう。もちろん、優先席の前では自動で電源オフです。
  4. いまどきインターネットも無線なので、ワイアレス電源を実用化してほしいです。
  5. 「誰でも割」でいきなり半額にするくらいなら、もとから基本料金を半値にすればいいと思います。電話料金の設定は詐欺的だと思うので、総務省さんにはもう少しがんばってほしいところです。
  6. 授業観察やインタビューの基礎的スキルとして、教育学部の必修科目に「速記」が入る日は近いと思います。その日のために先月から速記の練習を始めました。
 ま、「蛇口からポンジュースが出たらいいのに」くらいのスケールですが、為政者の方々、善処してください。
 3月末には良平が2年間の職務を全うし、モンゴルから帰ってきました。本郷の我が家にしばし滞在し、事後研修を受けて関西に旅立って行きました。同時期、チューリッヒからレオとターニャが来日しました。都庁展望室や新宿で遊んで、翌日は秋葉原観光へ。スイス直送のチーズをいただき、スイス人によるフォンデュ・パーティをしました。 お酒がすすむと英語もスムースに出てくるもので、「お持ち帰り(take away)」ネタで何度も笑わせてもらいました。無理やりお誘いした藤本君も、たかこちゃんとの掛け合いでかなりいい味を出していました。
 29日(土)はこの2ヶ月くらい取り組んでいた学校調査の報告会とシンポジウムがありました。これまでの研究とは違って、相手がいる調査だったので、文章を書くときにはかなり梃子摺りました。 調査を受け入れてくださる学校側に迷惑なことは書けないし、かといって表面的な記述だけでは済まない気もあり、恐る恐る書き進める感じでした。今後こういう文章を書くことも多くなるのでしょうから、いい経験をさせてもらったと思います。
 30日(日)はレオのたってのご希望で東京国際アニメフェアへ行きました。コスプレ少女とかアニメに熱心な少年とか、童心を必要以上に増幅させたおじさんとかがたくさんいました。アニメと言ったって、何を見ればいいのか分からないので、とりあえず片っ端からスタンプラリーをやってみました。 でも、結局1時間くらいで全体を見尽くし、てんこ盛りのパンフレット類を両手に会場をあとにしました。商業フェアだったのでコミケほどのものではないのでしょうけど、日本文化も奥が深いなぁ、と思いました。
 4月に入ってすぐに佐藤研の春合宿に行きました。今回の宿はサービス満点で、料理も超豪華。夜桜も砂浜ものどかで、最高でした。ただ、メンバーを見渡すと、23人の参加者のうち、先輩は5人しかおらず、すでに「重鎮」扱いになっているというショッキングな事実に気がつきました。考えてみれば、大学院に進んでから5年目に入ろうとしています。 こんなに長く居座るはずじゃなかったのに、分からないものです。
 合宿から帰ると、三宅島からつばさがやってきました。そして、みずきが合流し、金曜日にはなおやが加わり、土曜日にはともやが、日曜日にはよっちが、と、雪だるまです。土曜日はアドスタの面々で野川公園へ花見に行きました。絶好の日和に最高のロケーションで、いまだかつてないクオリティーの花見になりました。
 そんな、遊んでばかりの日々ですが、昨日はヨーロッパ教育学会から査読通過のメールが届きました。これで9月ヨテボリ行きと学会発表が決定です。また、6月に台湾に行くことも決まりました。あ、こちらはやっぱり遊びですが。
SかMかは相手との関係によって変わると主張する白人たち
スイス人によるフォンデュパーティ
桜の大樹を独り占め。こんなに満足したお花見はいまだかつてありません。
野川公園でお花見

第155報 2008年05月26日(月)
 お菓子は世界を救う > 写真
 一時期「更新履歴」が=by Ken1=で埋まっておりました。定時通報が不定期になっても無風なこの緩さがすばらしい。巷ではブログ記事の盗用やら無断転載が問題になっていますが、どこ吹く風です。 ブログの更新はある程度暇なときに頻度のピークが来るというのは実感ですし、良平も言っていました。忙しすぎると更新の暇がないし、暇すぎると書くことがないわけです。なるほど、忙しすぎる日と暇すぎる日の繰り返しなので、僕は更新ができないわけです。と言い訳。
 昨日は大学院に入って初めて五月祭に行ってきました。出店の押し売りっぷりに圧倒されながら、方々のサークル展示で勝手に盛り上がってきました。 理系研究室では、たくさん浮かぶ疑問を次々と尋ねてみました。あるブースでは光を集めて温度を測る装置を展示していたので、「でも、温度を一定にして光を調節することもできるし、光を一定にして温度を調節することもできますよね。だとしたら、この装置は光を測っていることにはなりますけど、温度を測っていることにならないんじゃないですか?」と聞いたところ、若いお姉ちゃんが「あー、それはね、大学に入ったら詳しく勉強するんだけど・・・」って。 いやぁ、こちらもう大学を卒業して久しいのですが、これっぽっちもそんなこと習いませんでしたけど・・・。ゆうきとその友達と一緒にいたからかもしれませんけど、27歳になっても中高生に見られるとは、甚だしいです。
 4月の終わりにはアル・ゴアでお馴染みの地球温暖化防止プロジェクトの方がベルギーからいらっしゃり、付き人をしました。日本人がスウェーデンに来たときに案内するのは比較的簡単なのですが、外国人に日本を案内するのは結構大変です。なまじっか、かじり散らかした知識が溢れているので、文化的な背景をある程度デフォルメして伝えるのが難しいのです。 来訪者のリクエストにお応えして、新宿、秋葉原、東京駅周辺、皇居、銀座、浅草などをご案内しました。インターネットで調べると、観光資源はいくらでもあるもので、浜離宮庭園から浅草まで海上バスで行けたり、浅草でレンタサイクルを借りて上野で返す、なんてことができたり、東京国際フォーラムの最上階までスロープで上がれたりもします。 外国人の興味に寄り添って観光してみたら、東京は穴場だらけだということが分かりました。7月にはスイスからケビンが来るので、これを参考にもっと面白いところを発掘してみたいと思います。
 ゴールデンウィークにはゆうきと亮太が遊びに来ました。ちょうど笑点の公開録画をやっていたので、後楽園に見に行ってきました。翌日は時間一杯まで行列に並び、サンダードルフィンに乗りました。ゆうきのジェットコースター恐怖症も克服です。
 今週末は湘南にて飲み会三昧なので、大磯に帰ります。学芸大の同級生、小澤君と「湘南海岸を眺める会」をする予定です。そして、再来週は台湾へ。今年はアジアな年です。
 ところで、前報の「どうでもいい話」が大変好評だったので、もっとどうでもいい話を。最近おすすめのお菓子がふたつあります。ひとつは越後製菓の
「ふんわり名人」。大学院の同窓方とうちで飲み会をしたときに、後輩が買ってきてくれたものです。 おせんべいなのに、口に入れるとたちまち溶けてしまう、とっても不思議なお菓子です。きな粉餅味のおせんべいなんて想像できないのですが、パリ、ふわっの組み合わせは絶品です。
 もうひとつはグリコの「CRATZ」です。ANAの一等席で出されて、とてもおいしかったのでどこかで売っていないかと探したら、巣鴨の西友にありました。硬くて太いプリッツにかなり濃い目の味付けがしてあって、ひと口目からおいしいです。 コンビニとかでは見かけないので、探すのに苦労するかもしれませんが、お試しの価値ありです。
 お菓子の多様性は食文化をはかるよい尺度になると思います。日本には駄菓子から和菓子、洋菓子まで、本当に濃密な菓子文化があると思います。洋菓子も日本的にアレンジされて、すでに土着のものといえるようになっています。
 そんな高尚な講釈の裏で、不可思議なこともあります。ポテトチップスです。あれは何を食べているのだろうか、とよく思います。コンソメ味、のり塩味、ピザ味・・・。ポテトの味のポテトチップスはないのです。だから、食感が同じだったらポテトでなくてもいいわけです。 われわれは、ポテトチップスを食べている風で、調味料だけを消費しているように思います。カロリーを意識して、ノンフライ製法とか言っていますが、なんなら全く消化されないプラスチックチップスでも作ればいいんだと思います。気持ちが悪いと思うかもしれませんが、チューインガムだってそんなものです。でも、やっぱりプラスチック菓子の文化なんて嫌かな。  
楽しくも勉強になりました
ベルギーからイヴとパスカル
近くの水道公苑で地球をまわすゆうき
今年は典型的な飛び石連休


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